ピリ辛ダレがクセになる!倉田さんのジンギスカン 剣淵町

「絵本の町」として知られる剣淵町は、旭川から車で北へ約1時間。
人口3200人ほどの小さな町です。
“倉田さん”こと「倉田精肉店」は町で唯一のお肉屋さん。
このお店のピリ辛の甘辛ダレがクセになるジンギスカンは、ふるさと納税のお礼の品にもなっています。

★絵本の町・剣淵町

剣淵町の顔ともなっているのが、世界中の絵本、約4万冊を収蔵している「絵本の館」です。
1991年のオープン当初は旧役場庁舎を改装しただけの施設でしたが、2004年に新築移転し、ニューオープン。
「絵本の館」では絵本原画展、読み聞かせ、絵本作りといったイベントや、全国への絵本の貸し出しを行っています。
中でも、来館者の投票によって賞を決定する「けんぶち絵本の里大賞」は毎年町民も楽しみにしている人気のイベントです。
たまご型の館内は木のぬくもり溢れるくつろげる雰囲気。
背の低い本棚いっぱいに絵本が置かれた「えほんのへや」には赤ちゃん絵本から昔話、動物や植物の絵本、乗り物の絵本、紙芝居、大型絵本や布絵本といった様々な種類の絵本があります。
おままごとで遊べる「ごっこはうす」や「木のパズル」もあり、靴を脱いで家にいるような感覚でゆっくりとくつろげるスペースです。
学生や大人向けの一般書閲覧室と読書室では、大人もゆっくり本を読むことができます。
「絵本の原画展」や「アート展」などを行う展示ホールも、木のぬくもりを感じられる落ち着いた空間。さらに「らくがき」という喫茶店まであり、静かで有意義な時間を過ごすことができる施設です。
剣淵町は小さな農村。
だからこそ、都会ではできない文化の町を目指しました。
絵本のすばらしさと出会った町の青年有志が「けんぶち絵本の里を創ろう会」を設立したのが1988年のこと。
ヨーロッパの農村に似ている剣淵の街並みには、絵本原画美術館が似合うとのアドバイスも受け、その年に初めて絵本原画展が開かれました。以来、様々な活動を通して絵本の魅力を発信しています。

★“倉田さん”こと倉田精肉店

創業50年以上と長年に渡り地元の人に親しまれている「倉田精肉店」の店舗は、絵本の館にほど近い984号線沿いにあります。

こちらのジンギスカンの特徴はというとずばり、タレ!にんにくの効いたピリ辛の甘辛ダレです。
ジンギスカンは焼いたお肉にタレをつける食べ方と、タレに漬け込んだお肉を焼く食べ方の2通りがありますが、
倉田さんのジンギスカンは後者、お肉を漬け込んでから焼くタイプです。
そのため、ピリ辛ダレがよく染み込み、スパイシーで臭みのないお肉になります。
また、お肉自体が柔らかく筋もないのでとても食べやすいんです。
「ジンギスカンラム1.5㎏」はラム肉900gにピリ辛タレ600gのセットです。
お肉とタレが別々になっているので、食べる前にお肉をタレに30分~1時間漬け込みでから食べます。
北海道の家庭では1家に1台はある「ジンギスカン鍋」で焼きますが、道民以外の方でジンギスカン鍋を持っている方は少ないと思います。
ですが、ホットプレートでも美味しく食べられますので大丈夫!
ホットプレートの場合は、温めたホットプレートに肉、野菜をそれぞれ場所を分けて焼いていきます。
野菜には焼きながらタレをかけるとより美味しくなります。
野菜の上にお肉を乗せて焼く人もいますが、こちらも蒸焼き風になり美味しいですよ。
一緒に焼く野菜は、もやし、キノコ類、玉ねぎなどが一般的ですが、家庭によって様々です。
お好みの野菜をチョイスしましょう。
お肉はあまり焼きすぎず、色が変わった頃が食べごろです。
締めはうどんなどの麺類で!タレも余さず使えて、こちらも絶品ですよ。
お肉を炭焼きすれば香ばしさも加わり、さらにバージョンアップします。

★ふるさと納税でもらえる!

自分の選んだ自治体に、個人の納める住民税の約2割を目安に寄付できるふるさと納税。
この「倉田さんのジンギスカン」は剣淵町のふるさと納税のAコース(1万円以上2万円未満)のお礼の品にもなっています。
剣淵町では寄付金の使い道を、絵本の里づくり事業、教育・子育て、安心なまちづくりなどの6種類から選ぶことができます。

倉田精肉店のお隣には「快楽園」という「倉田さんのジンギスカン」や町民おすすめのホルモンなどが食べられるお店も。
町民御用達の倉田精肉店のピリ辛ダレは、一度食べるとクセになる味。多数のリピーターを持つ、剣淵町自慢のジンギスカンです。