苫小牧名物“ホッキ”を味わいつくせ!活気あふれる「海の駅ぷらっとみなと市場」

道央自動車道で札幌からわずか1時間の距離にありながら、ウトナイ湖や樽前山など雄大な自然が広がる苫小牧。

「国際拠点港湾」である苫小牧港を持つ海の街でもあります。

そんな苫小牧にある北海道の新鮮な魚貝、青果などが勢ぞろいする「海の駅ぷらっとみなと市場」は買って楽しい食べて美味しいスポットです。

★海の駅ぷらっとみなと市場とは

JR苫小牧駅から車で約7分。2棟の建物からなる市場内には、活きのいいサケなどの魚やカニ、苫小牧の特産品ホッキ貝を始めとする貝類がずらりと並ぶ市場エリアと、寿司、海鮮丼、定食など新鮮な海の幸を食べられる飲食店エリアに分かれています。

2003年度に前身の「苫小牧公設食品卸売センター」から食品小売業の施設として現在の「海の駅ぷらっとみなと市場」に名前を変更し新たなスタートを切りました。

★苫小牧の特産品「ホッキ貝」

「ホッキ貝」と聞いてピンとくる人は少ないかも知れません。

本州では正式名称である「姥貝(ウバガイ)」と呼ばれていますが、北海道では「北寄貝(ホッキガイ)」、または「ホッキ」と言います。

生のホッキは茶色っぽい色をしていますが、熱を通すと赤く色づき甘み、旨味がぐっと増します。噛めば噛むほど旨味が出る歯ごたえの良いホッキは道民にはお馴染みの貝です。

苫小牧はホッキの漁獲量日本一!「苫小牧の貝」にも指定されている市の特産品です。

苫小牧では資源保護のため、9㎝以上に成長した約6~7年以上のホッキしか獲りません。

そのため「海の駅ぷらっとみなと市場」には大ぶりで肉厚のホッキが並びます。
しかもすぐ隣に漁港があるので、入ってくるホッキは新鮮そのもの。

生で刺身や寿司にして、加熱して炊き込みご飯などにして食べられることが多いですが、ここ「海の駅ぷらっとみなと市場」ではホッキのカレーやコロッケ、ラーメン、などなど珍しいホッキ料理が食べられるんです。

★どこでなに食べる?

20店以上もの店が入る「海の駅ぷらっとみなと市場」には押さえておきたい気になるお店がたくさん。

熱々のコロッケに加えて魚のフライや鶏の唐揚げなども販売しているのが「元気コロッケ」です。

また、ホッキ串カツ、ホッキシューマイ、ホッキギョウザなどの「海の駅ぷらっとみなと市場」ならではのホッキを使った商品は要チェックです。

「とりあえず逢海」にはびっくり丼という名の海鮮丼があります。

その正体はホッキがこれでもかと盛り付けられたホッキ丼。

ホッキを思う存分味わえますよ。ホッキ、牡蠣、ホタテ、エビ、ツブの浜焼きも目を引きます。

海鮮丼&お刺身を食べられるのが「海鮮みなと食堂」です。自分好みのネタをチョイスすることも出来ますよ。

市場一の広さを持つ「ぷらっと食堂」はメニューが豊富。新鮮な魚介類を使用した海鮮丼、定食、ホッキの塩焼きなど幅広い海鮮料理がある食堂です。

「浜っこラーメンけんたろう」では魚介類をふんだんに使用した海鮮ラーメンが味わえます。

「かき小屋海の駅」は焼き牡蠣、蒸し牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣ご飯などなど牡蠣尽くし。市場内の鮮魚店や青果店で買った商品を持ち込んでその場で焼いて食べることも出来る市場ならではのサービスもあります!

旅のお供のお弁当を買うなら「まるい弁当」です。
好評のホッキめし、北海道駅弁選手権2011「新駅弁の部」でグランプリを受賞し、2015年惣菜弁当グランプリ優秀賞を受賞した北海道汐彩弁当を始めとした、たくさんのお弁当を販売しています。

鮮魚を買うなら市場最大のお店「山本水産」。
苫小牧産の毛ガニ、ホタテ、近海産の魚介類を数多く取り扱っています。
希望に合わせてその場でさばいてくれるコーナーもあるんです。

同じく最大規模の「石垣水産」では毛ガニをメインに販売。航空便による地方配送も行っているのでお土産を買うにはもってこいです。もちろんホッキもありますよ。

そして、市場の隣には「ほっき貝資料館」なるものが。苫小牧特産品であるホッキの歴史や漁の仕組みを学べるほか、ホッキ料理のレシピや栄養についても知ることが出来る、市場と併せて見学したいスポットです。

駐車場を完備しているほか、JR苫小牧駅南口そばからはバスも出ているので、旅の途中に立ち寄りやすい「海の駅ぷらっとみなと市場」。毎週水曜定休です。(一部店舗は営業)
潮の香りを感じながら新鮮な海の幸を満喫できる、北海道らしさ満点の観光名所です。