帯広の豚丼 ぶたはげの豚丼

豚丼と帯広には切っても切れない縁があります。
なにを隠そう、豚丼の発祥地は帯広がある北海道十勝地方なのです。
北海道産の希少な豚肉を、代々受け継がれるぶたはげ秘伝のタレで味付け。
遠くからわざわざ足を運んで食べに来る人もいるほど、熱烈な支持を受けている豚丼です。

★帯広で伝統の味をを守り続ける

豚丼の始まりは北海道開拓時代。
静岡県から帯広の開拓にやってきた人たちが開拓と同時に農業も始めました。
当時の帯広一体の土地は「牛は牛乳、馬は馬力、豚は食料」と区別されており、
牛を食べる習慣がなかった代わりに豚を食べる土地柄となり文化が根付きました。
昭和初期になると、豚肉料理が一般的になり始めましたが、食材や使える調理器具の制限もあり、庶民が食べられる料理は少なかったそう。
そこで、庶民にも食べられるものをと開発されたのが、鰻の蒲焼きを模した醤油味の豚丼だったのです。

誕生当初から普及に力を入れたひとりが、「豚丼のぶたはげ」現在の社長の祖父です。
「帯広はげ天」という祖父、父から受け継いだお店を、豚丼専門店「豚丼のぶたはげ」へと発展させたのが現在の社長。
普及から伝承、発展と3代に渡り豚丼の伝統を守り続けているのです。
ぶたはげの豚丼は、そんな豚丼をこよなく愛する社長がこだわって作り上げた自信作です。

★秘伝のタレと希少な肉

高温で丁寧に一枚ずつ網焼きされたぶたはげの豚丼は、提供された時の香ばしい匂い。
トッピングのグリーンピースの彩りとつやめくタレが食欲をそそります。
箸で切れてしまう程柔らかい豚肉は、もちろん北海道産。
たった2~3%しかいない特別な豚の、わずかしか取れない選りすぐりの部位を使っていて、刺しが入っているのが特徴です。
そんな厚めの豚肉にからんだタレは、「帯広はげ天」の先代から受け継いだ伝統のタレを、さらにバージョンアップさせたぶたはげ特製ダレ。
昔ながらの大釜で職人さんが丁寧に半日かけて煮詰めました。
じっくり熟成させることで深い味わいに仕上がったタレは甘辛さが絶妙。
アクセントにぶたはげおすすめの黒コショウをかければ、ピリッと引き締まって美味しさがさらに倍増。
タレがかかったご飯もたまりません。
帯広本店は帯広駅改札を出てすぐとアクセスも良好です。
注文してから5分ほどで提供され、2枚、4枚、6枚と肉の量が選べるのも嬉しいポイントです。
プラス30円でテイクアウトにもできるのでこちらを利用する人も多く、ぶたはげの豚丼を求めて地元民から観光客までたくさんの人が訪れています。
「帯広はげ天」が運営するぶたはげのウェブショップでは2人前,4人前,6人前のセットを販売しており、ぶたはげ風と帯広風の2つの調理方法を紹介しています。
肉にタレをからめてしっかり予熱した焼き網(または焼き魚用ロースター)で焼けばぶたはげ風。
予熱していないフライパンにタレ・肉を入れて火にかけ、肉がグツグツ焼けてきたら弱火にして何度か返してタレをよくからませれば帯広風に仕上がります。
あとはホカホカご飯にタレをかけ、お好みでグリーンピース・付属のコショウ・山椒をかければ完成です。お家で本格的な豚丼が楽しめますよ。

★道外にも進出
帯広で人気のぶたはげの豚丼ですが、実は埼玉県にあるららぽーと新三郷店に直営店があるんです!
本場の味を楽しむことが出来ますよ。
ぶたはげの道外進出はまだまだ。
なんと、帯広の味を世界にも、と2013年に香港マキシムグループが運営する香港の日本丼専門店「丼丼屋(どんどんや)」の13店舗で提供が始まりました。
さらに2015年には「ぶたはげシンガポール店」がオープン。
今では北海道、いや日本のみならずアジアの人々までがぶたはげの豚丼を楽しんでいるのです。
これから一体どこまで拡大してくのでしょうか。
TBSの番組「白熱ライブビビット」の“春に食べたいお取り寄せ北海道グルメ特集”でも紹介されたぶたはげの豚丼は、本物の味を守り続けて70年。
今ではメジャーな料理となっている豚丼ですが、元祖にして最上の豚丼は発祥の地・帯広にありました。