北海道のご当地焼き鳥 美唄焼き鳥と室蘭やきとり

日本全国どこでも食べられる焼き鳥。
しかしこの焼き鳥も北海道ならではの
ご当地焼き鳥があるのをご存知ですか?
札幌から北東へおよそ70キロの位置にある美唄市。
人口約2万人のこの町で子どもからお年寄りまで
当たり前に食されているのが美唄焼き鳥です。

◎一本に全ての部位がギッシリ!
美唄焼き鳥とは、一本の串にさまざまな部位が刺さった独特の焼鳥。
モモや皮、ムネにランカン、キンカンを一本の串に刺す独特の主砲で
塩やコショウで味付けするのが一般的な食べ方とされています。
美唄では昔から鶏肉文化が盛んで、
内臓を捨てることなく取りを全て食べることの工夫から
美唄焼き鳥が生まれたと言われています。

◎炭鉱労働者に愛された焼き鳥
美唄焼き鳥の元祖といえば三船。
昭和30年代に創業され、炭鉱労働者の胃袋の強い味方として愛されました。
その後、たつみ、福よしなど美唄焼き鳥の店が増えていき、
美唄市内や近郊の都市で美唄焼き鳥のお店が増えていきました。
21世紀になると、福よしが札幌に進出。
テレビや雑誌などにメディアに取り上げられることも増え
本州の物産展や北海道アンテナショップにも出店。
北海道はもちろん、道外にも多くの美唄焼き鳥ファンがいるほどです。

◎締めの蕎麦には、焼き鳥をのせて
美唄焼き鳥店ではもつを出汁にとったそばが人気。
通は、美唄焼き鳥とそばを一緒に注文。
蕎麦の上に串から外した焼き鳥をのせて食べるのがとっても美味なのです。

美唄焼き鳥同様にご当地焼き鳥として人気なのが
室蘭市の室蘭やきとりです。

とりじゃない、やきとり
室蘭やきとりのもっともたる特徴は、
やきとりであって焼き鳥ではない。
室蘭やきとりは、鶏肉ではない、豚肉を使ったやきとりなのです。
室蘭やきとりは、豚精肉と玉ねぎを竹串に刺した室蘭の郷土料理。
作り方は焼き鳥と同じなので、豚肉なのにやきとりとして定着しています。
タレは少し甘め。
室蘭やきとりの各店ごとに味は異なりますが
それぞれ独自のタレを付け足し付け足しで味を継承しています。


◎甘い+辛い=やきとりが旨い

室蘭やきとりの、もう一つの特徴は練りからし。
甘いタレのついた室蘭やきとりを練りからしにつけて食べる。
ちなみに豚肉は、肩ロースを使う店が一般的です。
室蘭やきとりの人気店のひとつが、やきとりの一平。
一平は秘伝のタレはもちろんですが、
天然塩を使った塩味も、肉本来の旨みを引き出すとして好評です。

◎函館名物やきとり弁当
豚の焼鳥といえばもうひとつ。
函館市で有名なハセガワストアのやきとり弁当も、
豚肉の串焼きです。
ハセストの愛称で親しまれているハセガワストアの人気メニュー
やきとり弁当は、ご飯の上に豚串の焼き鳥(タレ)が3本。
函館でしか味わえない、やきとり弁当です。

焼き鳥とひとことで言っても、各地によって部位や作り方、
食べ方などスタイルが異なります。

なかでも特徴的な美唄焼き鳥と室蘭やきとり。
いずれもテレビで紹介されることも多く、
お土産品や通販も豊富。
北海道ならではの、ご当地焼き鳥。
食してみませんか?